外国人の研修状況 2

研修期間は、1か月未満というものから最長で2年のものまであります。


法務省によれば1990年で6か月年が36.5%ともっとも多く、次に3か月~6か月が30.9%、1年以上が22.0%などとなっています。


また、同じく法務省が51機関に対して行なった調査によると、研修を実施している業種は多岐にわたります。


しかし、電機が27.7%、自動車「9.6%、1般機械17.5%といったように、これら3業種が中心で、この3業種で全体の64.8%になっています。


さらに、全体の約81%が製造業なのです。


研修の内容は縫製、鋳物の金型製造、溶接、バネの製造、自動車製造から、接客、ホテルオペレーション、振込送信、紙幣硬貨の整理、小切手の作成といったことまで入っています。


この研修は、あくまで技術.技能を習得してもらって帰国後、本国で活かしてもらうことが目的です。


ですから就労とは認められず、賃金は出せませんが、代わりに研修手当てが出ます。


地方の入管局によっては月8万円程度が妥当で10万円を超えてはならないというところもあります。


そういった手当ての額に目をつけ、実質的には労働力として使う企業も後を絶たないのです。

外国人の研修状況

研修を目的に来日する外国人の数は年々ふえてきており、1986(昭和61)年で1万4388人だったものが、91(平成3)年では4万3649人が新規に入国しています。


5年間で約3倍にもなったわけですね。


国別にみると、アジアが中心で、中国、タイ、フィリピン、韓国、マレーシア、インドネシアといった憤になっています。


数字でみると、アジア全体で3万8368人、全体の87.9%にもおよびます。


さらに、そのアジアのなかで中国が27.8%を占めています。


地域別で次に多いのが南米、ヨーロッパ、北米、アフリカ、オセアニアの順。


国別でいえば、ありとあらゆる国から来日しています。


たとえば、バチカン、アフリカのギニアビサオ、トーゴなどからは1人ずつというように・・・。


研修は国際協力事業団など、公的機関が実施するものと、企業などの民間団体が実施するものがあります。


しかし、民間団体によるものが大半を占めています。

外国人労働者とのトラブル 2

外国人を雇うことによって生じるトラブル・問題について、未雇用の企業のほうが、雇用経験のある企業よりパーセンテージが高いのです。


つまり、不安や懸念が強いといえまうs。


たとえば、トラブル.問題の2位にあげられた「意志疎通が図りにくい」について、雇用経験のある企業は、24.4%(建設.製造)、33.6%(その他)なのに対し、未雇用用の場合は、同じく68.8%、66.6%です。


雇用経験のある企業に比べて、2、3倍もの数値になっています。


これをみても、実際に起こっているトラブル、問題点の件数に比べ、いかに大きな不安感や懸念をもっているかがわかります。


これは、同じ傾向を示す項目が多いです。


とくに「顧客とのトラブルを起こしやすい」では、顧客経験のある企業は建設.製造で1.2%、その他で1.5%なのに対し、未雇用の企業ではそれぞれ11.0%、20.0%になっています。


これをみると、直接、確認しないまま、「外人=害人」と思っている日本人の姿が浮き彫りになります。


アルバイトでさえ、外国人となると何社(何店)回っても雇ってもらえないケースが少なくないのは、こういった点も一因でしょう。


外国人労働者とのトラブル

東京都立労働研究所の「東京都における外国人労働者の就労実態」は、10人以上300人未満の東京にある企業を対象にしています。


ここでは、その調査をもとに外国人労働者とのトラブルについてみていくことにしましょう。


この調査によると、外国人を雇ったことによって生じるトラブル.問題は「日本語にハンディキャップがある」がトップ。


「意志疎通が図りにくい」「仕事に対する考え方が違う」「職場の人間関係が難しい」とつづきます。


これは事業主に対するアンケートでも、日本人従業員に対するアンケートでもほぼ同じ傾向をみせています。河成鎮一郎氏によると、大手企業の知的労働者の場合、労働契約や規約について権利意識をもって交渉してくるのが日本側からするとトラブルと映りやすいのに比べ、中小企業では、「意思の疎通を図りにくい」といったことがトラブル、問題点のメインになっています。


この調査では、雇用経験のある企業だけでなく、外国人を未雇用の企業にもアンケートをとっています。


雇用経験のある企業と未雇用の企業で、明確な差が出ているのです。

外国人を雇用している中小企業 2

2位以下を比較すると、全国、大阪府がアメリカやペルーなのに対し、千葉県ではアジア系が多いです。


これは大阪府などに比べて、千葉県にはアメリカ人やペルーからの日系人が、もともと少ないせいもあると思われます。


それにしても千葉県の企業では韓国人の比率が低いです。


わずか3.9%。


大阪府でも全国でも、その他の比率からみて、韓国人、あるいは朝鮮人がそれほど千葉県にいないとは思われないのですが・・・。


ところが、多くの職種が韓国.朝鮮人がトップを占めているのです。


この落差はなぜ生じるのでしょうか。


それは、経営者や個人事業を含むのに対し、この場合、雇用されている外国人を対象にしているからでしょう。


それにしても、韓国・朝鮮人が少ないです。


これは、いまだに韓国・朝鮮人を蔑視し、彼らを雇わない企業がたくさんあるからではないのでしょうか。


現に、雇用するかしないかを国籍で選ぶ企業が存在する、と東京都品川労政事務所調査のデータにも出ています。


採用条件として国籍重視が13.9%、多少考慮するは40.3%におよびます。

外国人を雇用している中小企業

中小企業における外国人労働者の場合、国籍別では、どこの国が多いのでしょうか。


東京都品川労政事務所が東京の企業を対象にした「外国人の雇用に関する意識.実態調査」(1989年)によれば、東アジアが38.0%、北米が17.3%、ヨーロッパ15.0%などとなっています。


このうち、東アジアは韓国・朝鮮、中国、台湾などの国、南アジアはインド、パキスタン、バングラデシュなどの国々です。


しかし、これは地域別で国別とはいえません。


そこで、千葉県商工労働部労政課が90年に県下の企業に行なった調査と、大阪府中央労働事務所が大阪府の企業について、やはり90年に行なった調査をみてみましょう。


大阪府中央労働事務所では全国調査としていますが、それによると、中国人が40.7%にのぼっています。


大阪府下でも同様に中国人が34.9%と1番多いです。


千葉県の場合も中国人が212.4%とトップです。


つづいて、バングラデシュ12.3%、フィリピン11.4%、マレーシア6.9%とアジアが多いです。

関東の武将「江戸重道」・・・その2

佐竹氏と同盟を強め、府中の大橡氏と争い、領内に神生氏の乱が起こり、一族の内紛で勢力を失った。

天正十八年(一五九〇)、秀吉の小田原攻めに参陣しなかった重通は、秀吉から常陸一国を安堵された佐竹義宣に水戸城の明け渡しを求められた。

十二月、義宣はこれを拒否した重通を攻め、水戸城へ入った。

重通は妻の実家結城氏を頼った。

結城晴朝は秀吉の命で、羽柴秀康に結城家の跡目を譲り、養女(重通の娘)をその室に定めた。

重通は同地で没し、乗国寺に葬られた。

法名は心巌唱安。

子宣通は越前に移った秀康に仕え、姓を水戸に改めた。

関東の武将「江戸重道」・・・その1

口弘治元年(一五五五)生
口慶長三年(一五九八)没
古代末期藤原秀郷の一族が常陸那珂郡に拠って那珂氏を称し、鎌倉御家人として将軍家に仕え、常陸守護佐竹氏に属し同郡江戸郷をえたのが江戸氏でした。

小野崎氏とともに守護代となり、常陸平氏の大探氏が拠る水戸城を奪いました。

通雅・通泰父子は佐竹義舜に協力して佐竹の乱を鎮定、佐竹氏から自立。

忠通は古河公方の内紛で佐竹氏と対立しました。

天文二十年(一五五一)、和議を結び佐竹氏に従い、南郡(鹿島・行方両郡)へ進出しました。

子通政は病弱のため、元亀元年(一五七〇)、元服したその子重通が家督を継ぐ。

結城晴朝の妹が妻です。

関東の武将「上杉定正」

口嘉吉三年(一四四三)生
口明応三年二四九四)没
鎌倉扇谷に居館をもち、永享の乱で活躍、乱後に相模守護となった上杉持朝の子。

五郎・修理大夫を称しました。

享徳の大乱で古河公方成氏に対し、幕府は持朝に江戸・河越・岩付三城を築かせ、南武蔵も領国に加えられ、関東管領家山内上杉氏と勢力を伯仲しました。

この乱で顕房・政真父子が討死。

文明五年(一四七三)、弟定正が家督を継ぎます。

上杉顕定が同氏の家宰長尾氏の処遇を誤り、長尾景春が叛しました。

定正の家宰太田道灌は各地に奮戦し、この乱を鎮定。

同十年、成氏・景春は上杉方と和睦。

定正はこれに異見をもち、道灌が江戸・河越両城を修理したのを、顕定から訴えられ、同十八年、相模糟屋館(伊勢原市)に道灌を誘い出して殺しました。

事件後、顕定と定正は同国実蒔原・武蔵須賀谷原・高見原で激戦(長享の大乱)。

延徳元年二四八九)、江戸城代曽我祐重に、顕定と争うに至った由来を書き送った定正状は有名です。

養子朝良に家督を譲ったが、明応三年、顕定と高見原で対陣中に急死しました。

法名は護国院大通範了。

朝興は北条氏綱に江戸・河越・岩付城を落とされ、朝定のとき同氏は滅亡しました。

関東の武将「足利晴氏」

口永正五年(一五〇八)生
口永禄三年(一五六〇)没
古河公方高基の子、母は下野宇都宮成綱の娘。

幼名は亀若丸。

政氏と争った子高基が宇都宮館にいたとき生まれます。

大永元年二五二一)、高基の意向で亀若丸と北条氏綱の娘(芳春院)が婚約しました。

享禄元年(一五二八)、越後の長尾為景があっせんして、亀若丸は将軍義晴の一字を賜り、晴氏と名乗ります。

天文四年(一五三五)、高基が死去。

叔父小弓御所義明・基頼が勢力を増すのを恐れ、北条氏綱を頼り、同七年、氏綱は下総国府台で戦い、義明父子は討死。

天文十四年、北条綱成の武蔵河越城を攻撃した上杉憲政は、晴氏に参陣を頼み、ついに憲政方に加わりました。

敗れた憲政は上野へ逃れ、晴氏は下総古河城に帰りました。

同二十一年、芳春院との間に生まれた梅千代王丸(義氏)に家督を譲った。

同二十三年、北条氏康に反抗して古河城に籠った晴氏・藤氏父子は、捕らえられて相模秦野に幽閉されました。

のちに下総関宿城で死んだ。

宗英寺(関宿町)に墓所があります。

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